No.84 私たちが今できること 『地球温暖化の真実』
記:中日新聞/飯尾歩、中日新聞 古知野専売所 (有)吉田新聞舗
暑い、という言葉が、自然に口をついて出ます。地球は、どうなっちゃったんでしょうか。毎年この時期になれば気の早いつくしの二、三は裏の土手でも目につきましょう。しかし、セミが鳴いたり、ホタルに飛んだりされてはもう、どうしていいやら分かりません。
「温暖化」という問題がある種の「線」を超えてしまったように思えてなりません。2007年は、このまま地球史に刻まれてしまうのでしょうか。
先月末に発表された国連・気候変動に関する政府間パネルの第四次リポートは、今世紀末、地球全体の平均気温が最大で6・4度上がると報告しています。五年前の第三次リポートに比べて最大値は0・6度も高くなりました。
地球の平均気温は14度ですから、6・4度も上がった時に何が起こるか、想像を絶する変化、あるいは異常というしかありません。
英国財務省の諮問による「スターン報告」は、地球温暖化のシナリオをまとめています。
それによると、一度上昇で、アンデス山脈の小氷河が消滅し、五千万人に水供給の機器が訪れます。3度でアマゾンの森の消滅が始まり、低地の海岸地域の住民一万七千人が洪水の危機にさらされます。4度になるとこの危機は三億人に広がり、5度以上では、何が起きるか、評価さえ困難な状況です。まさに想像を絶する変化に、われわれの近い子孫がさらされているわけです。
環境省が国内の調査結果をまとめた報告書では、砂浜の約九割が消滅し、コシヒカリは五十年後に約一割の減収に。熱中症が急増し、トマトやリンゴなど、見慣れた野菜や果物の旬や産地が激変するとされています。
地球温暖化に冷淡だと言われてきたアメリカでも、一昨年、目の当たりにしたハリケーン・カトリーナの猛威を教訓に、州レベル、企業レベルで温暖化に対する急速な意識の変化が見られます。
ずっと以前から、ここでも繰り返し書いてきたように、人間の五感に強く働きかけ始め、姿が見え始めた温暖化の進行が、ようやく「今目の前にある危機」として、人々の心に定着しつつあるようです。
そのあかしの一つが、 ドキュメンタリー映画「不都合な真実」の予想を超えたヒットです。「環境派」のゴア氏は、世界各地で地球温暖化の真実を映像を駆使して分かりやすく訴えるスライド講演行脚を続けています。その模様を映画にしたのが「不都合な真実」です。
この種の映画としては、米本国でも異例のロングランとなり、日本でも上映館は少ないながら、休日には満員にもなるという隠れたヒットを続けています。
ゴア氏の主張は、大きく三つに集約できそうです。
一つは、温暖化の真実から、目を背けてはならないこと。たとえそれが、自分にとって「不都合」をもたらすことになろうとも。二つ目は、真実を知ったら回避のための行動をおこすべきだということ。そして、だれにでもそのために今すぐできることがあるということ。
映画の中でも、省エネ型の生活に切り換えることや、公共交通機関を利用することなど、その例が挙げられます。その最後には、「この映画を見るよう他の人にも勧めること」とありました。
では、その例に従って、私にも今できることを一つ。皆さん、「不都合な真実」は、名古屋ではTOHOシネマズ名古屋ベイシティ(あおなみ線「荒子川公園駅」前)で上映中。ぜひ、ご覧下さいませ。暑い、という言葉が、自然に口をついて出ます。地球は、どうなっちゃったんでしょうか。毎年この時期になれば気の早いつくしの二、三は裏の土手でも目につきましょう。しかし、セミが鳴いたり、ホタルに飛んだりされてはもう、どうしていいやら分かりません。
「温暖化」という問題がある種の「線」を超えてしまったように思えてなりません。2007年は、このまま地球史に刻まれてしまうのでしょうか。
先月末に発表された国連・気候変動に関する政府間パネルの第四次リポートは、今世紀末、地球全体の平均気温が最大で6・4度上がると報告しています。五年前の第三次リポートに比べて最大値は0・6度も高くなりました。
地球の平均気温は14度ですから、6・4度も上がった時に何が起こるか、想像を絶する変化、あるいは異常というしかありません。
英国財務省の諮問による「スターン報告」は、地球温暖化のシナリオをまとめています。
それによると、一度上昇で、アンデス山脈の小氷河が消滅し、五千万人に水供給の機器が訪れます。3度でアマゾンの森の消滅が始まり、低地の海岸地域の住民一万七千人が洪水の危機にさらされます。4度になるとこの危機は三億人に広がり、5度以上では、何が起きるか、評価さえ困難な状況です。まさに想像を絶する変化に、われわれの近い子孫がさらされているわけです。
環境省が国内の調査結果をまとめた報告書では、砂浜の約九割が消滅し、コシヒカリは五十年後に約一割の減収に。熱中症が急増し、トマトやリンゴなど、見慣れた野菜や果物の旬や産地が激変するとされています。
地球温暖化に冷淡だと言われてきたアメリカでも、一昨年、目の当たりにしたハリケーン・カトリーナの猛威を教訓に、州レベル、企業レベルで温暖化に対する急速な意識の変化が見られます。
ずっと以前から、ここでも繰り返し書いてきたように、人間の五感に強く働きかけ始め、姿が見え始めた温暖化の進行が、ようやく「今目の前にある危機」として、人々の心に定着しつつあるようです。
そのあかしの一つが、 ドキュメンタリー映画「不都合な真実」の予想を超えたヒットです。「環境派」のゴア氏は、世界各地で地球温暖化の真実を映像を駆使して分かりやすく訴えるスライド講演行脚を続けています。その模様を映画にしたのが「不都合な真実」です。
この種の映画としては、米本国でも異例のロングランとなり、日本でも上映館は少ないながら、休日には満員にもなるという隠れたヒットを続けています。
ゴア氏の主張は、大きく三つに集約できそうです。
一つは、温暖化の真実から、目を背けてはならないこと。たとえそれが、自分にとって「不都合」をもたらすことになろうとも。二つ目は、真実を知ったら回避のための行動をおこすべきだということ。そして、だれにでもそのために今すぐできることがあるということ。
映画の中でも、省エネ型の生活に切り換えることや、公共交通機関を利用することなど、その例が挙げられます。その最後には、「この映画を見るよう他の人にも勧めること」とありました。
では、その例に従って、私にも今できることを一つ。皆さん、「不都合な真実」は、名古屋ではTOHOシネマズ名古屋ベイシティ(あおなみ線「荒子川公園駅」前)で上映中。ぜひ、ご覧下さいませ。暑い、という言葉が、自然に口をついて出ます。地球は、どうなっちゃったんでしょうか。毎年この時期になれば気の早いつくしの二、三は裏の土手でも目につきましょう。しかし、セミが鳴いたり、ホタルに飛んだりされてはもう、どうしていいやら分かりません。
「温暖化」という問題がある種の「線」を超えてしまったように思えてなりません。2007年は、このまま地球史に刻まれてしまうのでしょうか。
先月末に発表された国連・気候変動に関する政府間パネルの第四次リポートは、今世紀末、地球全体の平均気温が最大で6・4度上がると報告しています。五年前の第三次リポートに比べて最大値は0・6度も高くなりました。
地球の平均気温は14度ですから、6・4度も上がった時に何が起こるか、想像を絶する変化、あるいは異常というしかありません。
英国財務省の諮問による「スターン報告」は、地球温暖化のシナリオをまとめています。
それによると、一度上昇で、アンデス山脈の小氷河が消滅し、五千万人に水供給の機器が訪れます。3度でアマゾンの森の消滅が始まり、低地の海岸地域の住民一万七千人が洪水の危機にさらされます。4度になるとこの危機は三億人に広がり、5度以上では、何が起きるか、評価さえ困難な状況です。まさに想像を絶する変化に、われわれの近い子孫がさらされているわけです。
環境省が国内の調査結果をまとめた報告書では、砂浜の約九割が消滅し、コシヒカリは五十年後に約一割の減収に。熱中症が急増し、トマトやリンゴなど、見慣れた野菜や果物の旬や産地が激変するとされています。
地球温暖化に冷淡だと言われてきたアメリカでも、一昨年、目の当たりにしたハリケーン・カトリーナの猛威を教訓に、州レベル、企業レベルで温暖化に対する急速な意識の変化が見られます。
ずっと以前から、ここでも繰り返し書いてきたように、人間の五感に強く働きかけ始め、姿が見え始めた温暖化の進行が、ようやく「今目の前にある危機」として、人々の心に定着しつつあるようです。
そのあかしの一つが、 ドキュメンタリー映画「不都合な真実」の予想を超えたヒットです。「環境派」のゴア氏は、世界各地で地球温暖化の真実を映像を駆使して分かりやすく訴えるスライド講演行脚を続けています。その模様を映画にしたのが「不都合な真実」です。
この種の映画としては、米本国でも異例のロングランとなり、日本でも上映館は少ないながら、休日には満員にもなるという隠れたヒットを続けています。
ゴア氏の主張は、大きく三つに集約できそうです。
一つは、温暖化の真実から、目を背けてはならないこと。たとえそれが、自分にとって「不都合」をもたらすことになろうとも。二つ目は、真実を知ったら回避のための行動をおこすべきだということ。そして、だれにでもそのために今すぐできることがあるということ。
映画の中でも、省エネ型の生活に切り換えることや、公共交通機関を利用することなど、その例が挙げられます。その最後には、「この映画を見るよう他の人にも勧めること」とありました。
では、その例に従って、私にも今できることを一つ。皆さん、「不都合な真実」は、名古屋ではTOHOシネマズ名古屋ベイシティ(あおなみ線「荒子川公園駅」前)で上映中。ぜひ、ご覧下さいませ。










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